さよならオーバーグラウンド

愛なき道を行け。

大学の春と震災。

 

大学の事を書いておきたい。

 

すべて愚痴になるので、読みたくない人はここでおしまい。

 

わたしが大学に入学した年の3月に東日本大震災が起きた。4月に入学する予定だったわたしの入学式は中止となり、授業の開始も5月からに繰り越された。ニュースでは、数多くの人がボランティアのために東北へと遠征をしていった。わたしはそういう人たちを「すごいな~」と思う一方どうしても自分はやりたくないと思った。

ある授業で先生がわたしたち学生に叱責した。東北へボランティアに行け!という趣旨だった。その瞬間わたしは意地でも東北にボランティアに行かないことを決めた。

その先生は無責任だった。ボランティアに行けと簡単に言うけれど、その間の授業はどうするのか。交通費は誰が払うのか。滞在中に使用するスコップなどの準備は誰が用意するのか。本当に無責任だと思った。こういうなんにも想像できない人が大学の講師をしているのかと思うとうんざりした。

 

2011年3月から2017年1月まで、震災のことを忘れたわけではなかった。ただ、わたしは東北に親戚も友人もいなかった。ボランティアをしようにも顔が見えなかった。ボランティアに行くためのツアーは、2011年の大学初めての夏休みにもあった気がするが、インターネットで要項を眺めながらさらさら行く気にはならなかった。

 

悩んだ時期もあった。周囲の学生の中にはボランティアに行く人もいた。その中でわたしはどうしても行きたくなかった。どうして行きたくないのか、そのもやもやはずっと続いた。そのもやもやはわたしの中で次第にくすぶって、わたしをこんがらがらせた。

 

例えば、バスの中や電車の中で老人に席を譲ることをしなくなった。なぜかはわからない。譲ろうと申し出て、断られ、「いや、いいですから」と、押し切って、「ありがとう」と言われて座ってもらうまでの一連のお決まりのようなものがめんどくさくなったのかもしれない。

 

大学1年生はボランティアに行くかどうかということが脳裏の片隅にちんまりと場所を取って暇を見つけては悩む一年だった。

 

それでは今日はこのへんでおしまい。

おやすみ。

 

Ending Song

くるり「Remember me」


くるり-Remmber me / Quruli-Remember me